発起人の報酬、その他特別利益の記載・・・

 

1.発起人の報酬について

 

発起人は会社の設立のために労務をつくしたわけですから、そのことに対して、報酬を受け取ることができます。

報酬は会社の成立後に、現金でまとめて支払われます。

 

報酬を発起人が自由に決定できるとすると、会社に対して過大な支払いを請求する危険があるます。

 

そこで、定款の記載例のように、発起人の受ける報酬額を定款に記載しなければなりません。

そして、その金額について、裁判所が指定する「検査役」(弁護士等)の検査を受けなければ無効であるとされています。

 

 

【定款の記載例】

 

(発起人の報酬)

第〇条 発起人〇〇〇〇に対する報酬は金〇〇万円とする。

 

 

2.特別の利益

 

発起人の受ける「特別の利益」についても、定款に記載して、検査役の調査を受けなければいけません。

 

特別の利益とは、発起人が会社設立の企画者としていろいろなし遂げた成果に対して与えられる特別の財産的利益のことです。

 

報酬の場合と同じように、発起人が自由に決定できるとすると、会社に対して不当な損害を与えることになる危険があるため、厳格で公正な手続をしなければならないとされています。

 

 

【小さな会社の成功ポイント】

発起人は会社設立について報酬を受け取ることができる

ただし、もらいすぎにならないようにチェックされます